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2012.02.07 *Tue*
第四十三話
~メルゼ村~
リエ「意外と早く着きましたの。」
煉「出発が10時・・・酉(ゆう)の時かな?」
リエ「到着が未(び)の時・・・まぁまぁですわね。」
利亞「円利なんて嫌い・・・」
煉「そんなこと言うと円利が泣くぞ。」
利亞「関係ない。足が痛くなったし・・・。」
桜華「ミッちゃんとリー子大丈夫かな~?」
デイビット「大丈夫だと思われます。桜華様。」
桜華「・・・なんか様付けで呼ばれるとムズムズするわね・・・」
煉「にしても、メルゼ村に来たはいいけど、円利はどこにいるんだ?」
利亞「知らない。」
煉「小さい村だからって、円利達を探すのは骨が折れるぞ?」
桜華「・・・意外と楽に見つかるかもよ?」
煉「どうして?」
桜華「ここの人達、変よ。ヨダレたらして、白目向いてる。」
霧夜「あら、本当だわ気付かなかった。」
利亞「さっきからりあばっかり見てるから・・・」
桜華「でも、さっきまで普通だったような・・・」
煉「だろうな。円利が俺たちのことに気づいたか、あるいは・・・」
桜華「他に円利よりヤバイ奴がいるか。だね。」
デイビット「桜華様、村人達が凶器や鈍器を持ち始めました。」
桜華「うう・・・円利なんかに関わるんじゃなかった・・・」
利亞「式神、ルキ、エルヴァ!主の呼びかけに答え、いでよ!!」
ルキ「あいよ~っと!! やっと俺の出番か!待ちわびたぜ主さん!」
エルヴァ「利亞様やっとお呼びに・・・私は貴方様を必ずや守ってみせます」
ルキ「エルヴァさん、行きますよぉっ!」
エルヴァ「ええ。行きましょう。」
利亞「行っけー!!」
~数分後~
桜華「あらすごいわ。全滅じゃないの~パチパチパチ。」
リエ「なんですのコイツら・・・メチャクチャですわ!」
ルキ「そんな褒めるなよ~へっへ♪」
エルヴァ「利亞様、お怪我は?」
利亞「無いから・・・というか、なんでそんなに心配するの?」
エルヴァ「元主である8番狸からお世話を頼まれましたので」
利亞「それだけじゃない気がする。」
エルヴァ「勿論です。8番狸に毎晩貴方様の話を聞いていました」
利亞「エルヴァのコレは兄様のせいか!!」
エルヴァ「前から会いたいと思っておりました」
利亞「それだけでここまで色々やるの・・・?」
エルヴァ「私は好きな人には尽くすタイプですから」
利亞「めんどくさい・・・・」
エルヴァ「そんなことを言うのはこの口ですか?」
利亞「いひゃいいひゃい(痛い痛い)~」
霧夜「エルヴァ・・・次は私よ!」
エルヴァ「はい。どうぞ♪」
利亞「売るなぁぁ!!!」
霧夜「利亞~♥」」
利亞「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
煉「・・・利亞はモテモテだなぁ。」
桜華「あぅ~いいな~。イケメソと美人に抱かれて~」
リエ「桜華は変態ですの!?」
桜華「失敬な。私は通常よ。」
リエ「絶対違いますわ!!!」
桜華「まあひどい。」
リエ「ひどくありませんわ!まったく!桜華はそれだから!」
桜華「リエ、説教はそこまで。 ・・・来たよ」
煉「円利・・・。」
円利「アッハッハッ!!よくわかったネ!アハハハ!!」
煉「円利、ミキアとリィナを返せ。」
円利「イヤアル。そいつらは俺の仲間になったアル。」
リエ「なにを言ってるんですの!?早く二人を返しなさい!」
円利「うるさいネ。テメーみたいなのが俺に指図するなヨ」
リエ「ふざけないでくださいまし!『みたいなの』とはなんですか!!」
円利「うるさいうるさいアル・・・お前も仲間にしてやるネ!!」
リエ「なっ!? え・・・ヒッ・・・キャァァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
桜華「リエ!?リエステル!!!」
円利「無駄ヨ~コイツも瀕死にして~おふだを貼って、仲間入りネ♪」
桜華「リィナとミキアもこんな風にしたの?」
円利「さぁナ。教えないアル。あ、仲間になりたいなら良いヨ?」
桜華「誰がお前みたいなのと!!」
円利「キョンシー、円利恋尾の力、思い知ったカ!ニャハハハハ!!」
桜華「・・・返せ。三人を。返せ。」
円利「オマエラが『靈』(たま)をくれたらいいヨ!!」
桜華「靈?なによソレ。」
利亞「・・・自分たちの体を塊にしたものが、靈。」
桜華「自分の体を・・・塊に?」
霧夜「自分の体を、そうね、例えるのなら風船。」
桜華「風船?」
霧夜「膨らんだ風船が私たちの普通の体とすれば」
利亞「しぼんで、丸めたのが、靈・・・・。」
桜華「それ、死ぬんじゃない?」
霧夜「そう・・・。死体。普通の人間でも、靈にすれば力が出る。」
桜華「死体を求めてるのね・・・。どうしろっていうのよ」
円利「材料ならいっぱいあるヨ。オマエらの足元にネ」
煉「足元・・・村人・・・?」
桜華「ッ!? まさか・・・村人で靈を作れと!?」
円利「その通りヨ。利亞の仲間なんだカラ、出来るでショ・・・?」
煉「利亞の仲間だからって人殺しをするわけないだろう!?」
円利「嘘ネ!利亞は、俺の仲間を殺したアル!!」
利亞「え!?何のこと!?」
円利「利亞を見送ってから、村に戻って、気になって調べたヨ。」
利亞「円利・・・何言って・・・?」
円利「書いてたヨ!!300年前の事件について!!」
利亞「何の・・・事なの?」
円利「村を襲ったのは子供。長い、白い髪の子供!!」
桜華「どういう事・・・?」
円利「村を潰したのはお前アル!利亞は村の皆の敵!!」
利亞「待ってってば!300年前にりあは生まれて・・・」
円利「年齢を偽るのなんて簡単アル・・・この、殺人鬼!!」
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